多目的コンクリート改質剤FD-15、高機能透水コンクリート添加剤トウスイタロー。
有限会社 中林工業
TEL 0264-52-3423
〒399-5601 長野県木曽郡上松町大字上松1219

FD-15

fd15

FD15

多機能コンクリート改質剤NETIS番号:KT-160012-VE

fd15地球規模で対策が急務となっている「ヒートアイランド現象」
コンクリートやモルタルの収縮ひび割れは、施工上の悩みの種でした。
従来のコンクリート収縮防止剤は、
「使用してもあまり効果は期待できない」
もしくは
「何もしないよりは良いかな?」
程度のものでしかなかったといえます。

また、施主側においても
「コンクリートのひび割れはあっても仕方がないもの」として認識されていました。

中林工業ではこれらの体積変化(収縮ひび割れ)の原因をつぶさに究明し、その全ての原因について対処方法を考案し、試験施工で実証してきました。
ミクロカーボン繊維・ブリージング抑制剤・チキソトロピー付与剤なお、各種改質剤を複合化することで、収縮ひび割れに強い多機能コンクリート改質剤「FD-15」を開発いたしました。

FD-15の特徴

  1. 初期~長期間にわたり、優れたひび割れ抑止効果が確認されています。
  2. ブリージングをおさえてコンクリート表面のレイタンスの発生を防ぎます。
  3. 従来にない、優れた温度抑制効果を発揮します。
  4. 広範囲なスランプのコンクリートに対して分離抑制効果があります。
  5. 急斜面における施工が容易となります。
  6. 法面の吹き付けモルタルのひび割れ抑止効果が確認されています。
  7. 液状で混ざりやすいため、ミキサー車投入後1分以内混練りで混合できます。
  8. 250/m3の添加量で効果が確認されています。
  9. 使用している繊維が無機質で非常に細く微量なため、ミキサー車の洗浄は不要です。
FD-15の特徴
FD-15の特徴
FD-15の特徴
FD-15の特徴

※様々なコンクリートにおいてひび割れの抑制効果が確認されています。

FD-15 DATA

コンクリート物性

FD-15を混入してもコンクリートの物性に影響を与えません。
FD15混入コンクリートの強度確認

トンネル覆工コンクリートにおけるひずみ試験とコンクリート温度測定
FD-15を混入したコンクリートは温度が3~4°C抑えられ
ひずみがないことが証明されました
トンネル覆工コンクリートにおけるひずみ試験とコンクリート温度測定

割裂引っ張り強度試験
割裂引っ張り強度の向上が見られました
割裂引っ張り強度試験

FD-15の特殊なカーボン繊維

  • 通常のカーボン繊維は直径7μの微細な繊維が2,000~3,000本収束されています。
  • このカーボン繊維の束を特殊な手法を用いてフィブリル化し、セメント粒子より小さい、直径7μのミクロカーボン繊維としました。
  • ファイバーボールを作りにくい分散性の良いカーボン繊維です。
FD-15の特殊なカーボン繊維
  • セメント粒子の直径は10~20ミクロン。
  • ミクロカーボン繊維の断面の直径は7ミクロン。
  • 500gのFD-15には15~20億本ものミクロカーボン繊維が含まれています。その膨大な数のミクロカーボン繊維がセメント粒子に絡み付いて粒子間にアンカー材として働きます。

ブリージング抑制効果

  • コンクリートにFD-15を混入するとブリージング量が半減します。
  • 保留されたブリージング水はコンクリートの発熱抑制として働きます。
  • 保留されたブリージング水はコンクリートの急激な乾燥を防ぎます。
ブリージング抑制効果

埋設鉄筋への防錆効果

  • FD-15には特殊な防錆剤が入っています。
  • 防錆剤によって、わずかに埋設鉄筋の発錆を抑制する効果が得られます。
  • ただし、この効果が得られるには鉄筋のコンクリートへ長い埋設時間を要します。
  • 170日間コンクリートに埋設した鉄板をコンクリートから取り外し、塩水噴霧試験を行った。(神奈川県産業技術センター)
コンクリート埋設鉄筋の塩水噴霧試験
コンクリート埋設鉄筋の塩水噴霧試験
  1. 24時間塩水噴霧後のFD-15混入コンクリートに埋設した鉄板の発錆状況。腐食が一部分に観察された。
  2. 24時間塩水噴霧後のプレーンコンクリートに埋設した鉄板の発錆状況。腐食が大部分に観察された。

塩水噴霧72時間後においてはFD-15混入コンクリート埋設鉄筋においても同様の発錆状況となった。

四電極法による比抵抗試験

  • 配合強度24N/mm2 と36N/mm2 のコンクリートにおける比抵抗試験をおこない、FD-15の混入の有無による比抵抗値を測定した。
  • 試験は、Wenner法(四電極法)を用いて材令1ヶ月のコンクリートで行った。
  • ※コンクリート強度が高いほど比抵抗性は大きく、内部の含水率の影響が大きいとされている。本試験では所定強度のコンクリートとそれにFD-15を500g/m3混入したコンクリートについてその比抵抗を測定した。
比抵抗測定結果

コンクリート温度抑制

コンクリート温度抑制

トンネル覆工コンクリート

コンクリート温度抑制
  • FD-15を混入したコンクリートは、ベースコンクリートに比べて最高到達温度が低く抑えられていることが証明されました。
  • また、その後の温度低下が緩やかになっています。
  • これは、温度低下が原因となるひび割れ発生の抑制効果につながります。
改善される状態
  • 水のクラスターを巨大化する技術は、コンクリートの分離抑制効果をもたらすことが判明しています。
  • 上の写真は分離の著しいコンクリートの性状がFD-15を加えることで改善される状態を示しています。

FD-15コンクリートのひび割れ

FD-15混入コンクリートのひび割れ例

混入コンクリートのひび割れ

FD-15未混入コンクリートのひび割れ例

未混入コンクリートのひび割れ

FD-15の種類・用途

FD-15の種類 用途に応じて3種類fd15

GF-S

型枠コンクリートの打設に適しています。

  • ピンホールやジャン力の少ない美しいコンクリート仕上げ。
  • ひび割れ指数1以下でも、ひび割れを抑制。
  • 作業時間の短縮。

GF-O

土間コンクリートの施工に適しています。

  • 極めて高い振動時の流動性。
  • トンボの均し作業が楽。
  • 白華の少ない美しい表面仕上げ。
  • 平均3~4時間の行程作業短縮。

GF-C

吹き付け用モルタルや軒天などの作業に適しています。

  • リバウンド50%以上低減。
  • ミスト発生抑制。
  • ひび割れ発生率90%以上低減。