FD-15
次世代コンクリート改質剤 FD-15 技術資料・試験データ
NETIS番号 KT-160012-VE
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FD-15膨張のメカニズム
データ
Data
FD-15の組成と効果
FD-15はミクロカ-ボン繊維と収縮抑制剤、ブリ-ディング抑制剤、チキソトロピ-付与剤、防錆剤、白華抑制剤などの複合タイプの液状コンクリ-ト改質剤です。
| 組成 | 効果 |
|---|---|
| ミクロカ-ボン繊維 | 繊維の剛性により収縮に対して抵抗を示します。 |
| 収縮抑制剤 | セメントの水和反応にともなう収縮を長期にわたって抑制します。 |
| ブリ-ディング抑制剤 | コンクリ-トの沈降を防止するとともに保水効果で乾燥ひび割れを抑制します。 |
| チキソトロピ-付与剤 | コンクリ-トに分離抵抗性と自立性を与え、振動時には流動性をもたらします。 |
| 防錆剤 | コンクリ-ト中の鉄筋に防錆効果を与えます。 |
| 白華抑制剤 | 白華成分であるカルサイトと反応して白華の発生を抑えます。 |
Data
コンクリート物性
| 工事名 | FD-15混入コンクリートの強度の確認 | ||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 呼び方 | コンクリートの種類 による記号 |
呼び強度 | スランプ (cm) |
粗骨材の最大寸法 (mm) |
セメントの 種類による記号 |
||||||
| 普通 | 24 | 8 | 25 | N | |||||||
| 採取月日 | 試験月日 | 材令 (日) |
スランプ (cm) |
空気量 (%) |
質量 (kg) |
荷重 (kN) |
強度 N/mm² |
平均強度 N/mm² |
CT(℃) 養生方法 |
備考 | |
| 3月15日 | 4月12日 | 28 | 7.5 | 5.0 | 3.670 | 224 | 28.5 | 28.2 | 24 標準養生 |
||
| 3.685 | 222 | 28.3 | |||||||||
| 3.680 | 219 | 27.9 | |||||||||
| 3月15日 | 4月12日 | 28 | 6.5 | 4.5 | 3.670 | 244 | 31.1 | 31.1 | 24 標準養生 |
FD-15使用 | |
| 3.650 | 241 | 30.7 | |||||||||
| 3.665 | 248 | 31.6 | |||||||||
※記載されている諸物性などは、環境条件により異なる結果を生じることがあります。
■ トンネル覆工コンクリートにおけるひずみ試験とコンクリート温度測定
FD-15を混入したコンクリートは温度が3~4°C抑えられひずみがないことが証明されました。


※記載されている諸物性などは、環境条件により異なる結果を生じることがあります。
■ 割裂引っ張り強度試験
割裂引っ張り強度の向上が見られました
| 種類 | 記号・番号 | 直径 mm |
長さ mm |
最大荷重 KN |
破壊状況 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ベース | 1 | 99.8 | 100.0 | 142.4 | 142.5 | 67.8 | 3.03 | 良 |
| 100.2 | 142.5 | |||||||
| 2 | 99.8 | 100.0 | 144.4 | 144.5 | 60.6 | 2.67 | 良 | |
| 100.2 | 144.5 | |||||||
| 3 | 99.9 | 100.1 | 146.0 | 145.9 | 74.1 | 3.23 | 良 | |
| 100.2 | 145.8 | |||||||
| 平均 | - | - | - | 2.98 | - | |||
| FD-15 (GF-S) |
1 | 99.9 | 100.0 | 141.2 | 141.1 | 67.2 | 3.03 | 良 |
| 100.1 | 141.0 | |||||||
| 2 | 99.7 | 99.8 | 145.6 | 145.6 | 71.5 | 3.13 | 良 | |
| 99.9 | 145.6 | |||||||
| 3 | 99.8 | 100.0 | 141.3 | 141.2 | 72.4 | 3.27 | 良 | |
| 100.1 | 141.1 | |||||||
| 平均 | - | - | - | 3.15 | - | |||
※記載されている諸物性などは、環境条件により異なる結果を生じることがあります。
■ 割圧縮強度試験結果(標準水中養生)
| 調合名 | 供試体 No. |
高さ:(h) (mm) |
直径:(d) (mm) |
h/d | 補正 係数 |
見掛密度(kg/m³) | 最大荷重 (kN) |
圧縮強度試験結果 (N/mm²) |
|||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 測定値 | 平均値 | 測定値 | 平均値 | 供試体 質量(g) |
測定値 | 平均値 | 圧縮強度 | 平均値 | |||||
| ベース | 1 | 198.10 | 198.1 | 99.80 | 99.8 | 1.98 | 1.00 | 3542.1 | 2286 | 2286 | 241 | 30.8 | 30.9 |
| 198.00 | 99.80 | ||||||||||||
| 2 | 198.85 | 198.9 | 99.80 | 99.8 | 1.99 | 1.00 | 3555.2 | 2285 | 245 | 31.3 | |||
| 198.90 | 99.80 | ||||||||||||
| 3 | 197.90 | 197.9 | 99.80 | 99.8 | 1.98 | 1.00 | 3542.8 | 2288 | 240 | 30.7 | |||
| 197.80 | 99.80 | ||||||||||||
| ベース | 1 | 198.10 | 198.1 | 99.80 | 99.8 | 1.98 | 1.00 | 3533.4 | 2280 | 2283 | 248 | 31.7 | 30.9 |
| 198.00 | 99.80 | ||||||||||||
| 2 | 197.40 | 197.4 | 99.80 | 99.8 | 1.98 | 1.00 | 3533.8 | 2288 | 236 | 30.2 | |||
| 197.30 | 99.80 | ||||||||||||
| 3 | 197.35 | 197.4 | 99.80 | 99.8 | 1.98 | 1.00 | 3523.1 | 2282 | 242 | 30.9 | |||
| 197.40 | 99.80 | ||||||||||||
※記載されている諸物性などは、環境条件により異なる結果を生じることがあります。
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FD-15の特殊なカーボン繊維
通常のカーボン繊維は直径7μの微細な繊維が2,000~3,000本収束されています。
このカーボン繊維の束を特殊な手法を用いてフィブリル化し、セメント粒子より小さい、
直径7μのミクロカーボン繊維としました。ファイバーボールを作りにくい分散性の良いカーボン繊維です。
セメント粒子の直径は10~20ミクロン。ミクロカーボン繊維の断面の直径は7ミクロン。
500gのFD-15には15~20億本ものミクロカーボン繊維が含まれています。
その膨大な数のミクロカーボン繊維がセメント粒子に絡み付いて粒子間にアンカー材として働きます。



Data
ブリージング抑制効果
コンクリートにFD-15を混入するとブリージング量が半減します。
保留されたブリージング水はコンクリートの発熱抑制として働くだけではなく、コンクリートの急激な乾燥も防ぎます。
| コンクリート | 種類 | ブリージング率 | 比較 |
|---|---|---|---|
| 名称:24-8-25B | プレーン | 1.36% | 100.0 |
| FD-15 | 0.73% | 53.7 | |
| 名称:45-21-20N | プレーン | 1.43% | 100.0 |
| FD-15 | 0.77% | 53.8 |
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埋設鉄筋への防錆効果
FD-15には特殊な防錆剤が入っています。
防錆剤によって、わずかに埋設鉄筋の発錆を抑制する効果が得られます。
ただし、この効果が得られるには鉄筋のコンクリートへ長い埋設時間を要します。
170日間コンクリートに埋設した鉄板をコンクリートから取り外し、塩水噴霧試験を行った。(神奈川県産業技術センター)
- 24時間塩水噴霧後のFD-15混入コンクリートに埋設した鉄板の発錆状況。腐食が一部分に観察された。
- 24時間塩水噴霧後のプレーンコンクリートに埋設した鉄板の発錆状況。腐食が大部分に観察された。
塩水噴霧72時間後においてはFD-15混入コンクリート埋設鉄筋においても同様の発錆状況となった。
Data
四電極法による比抵抗試験
配合強度24N/mm² と36N/mm² のコンクリートにおける比抵抗試験をおこない、FD-15の混入の有無による比抵抗値を測定した。
試験は、Wenner法(四電極法)を用いて材令1ヶ月のコンクリートで行った。
※コンクリート強度が高いほど比抵抗性は大きく、内部の含水率の影響が大きいとされている。本試験では所定強度のコンクリートとそれにFD-15を500g/m³混入したコンクリートについてその比抵抗を測定した。
| コンクリート強度 | コンクリートの種類 | 比抵抗値 | 評価 |
|---|---|---|---|
| 24N/mm² | プレーンコンクリート | 7.0kΩ | 影響なし |
| 6.3kΩ | |||
| FD-15混入コンクリート | 7.9kΩ | ||
| 7.3kΩ | |||
| 36N/mm² | プレーンコンクリート | 8.2kΩ | 影響なし |
| 8.8kΩ | |||
| FD-15混入コンクリート | 7.9kΩ | ||
| 7.9kΩ |
施工手順
(1)材料の攪拌
コンクリートに対して125g/m³を添加します。
※吹付用(500g/m³)
(2)軽量
荷姿が「ペール缶」の場合、現場では計量が必要となります。
(3)材料の投入方法
アジテーター車が現場に到着後、所定の量を投入し30秒~60秒間「高速攪拌」をかけてください。
※コンクリート量による
施工事例
山梨県某住宅土間工事
FD-15 左官モルタル用 80m²
高知県某橋梁伸縮装置改修現場
FD-15 GF-D 超速硬コンクリート混入(1.5m³)
三重県某工場土間新築工事
無機仕上 (60m³)
北海道某住宅駐車場土間
FD-15 GF-D(8m²)
よくあるご質問
スランプはそのままに流動性が高くなる?
また静止状態では形状が安定するので、スランプはそのままの状態です。
コンクリートの分離は防げますか?
FD-15の水分子クラスター技術により移動が抑制され、ブリーディング水の抑制効果があります。
効果によりコンクリートの分離を防ぐ事が可能になりました。
FD-15を混ぜてもコンクリート物性は変わりませんか?
混入後の品質試験に於いても証明されていますので、安心してご使用いただけます。
コンクリート表面のレイタンス発生を防ぐことはできますか?
そのためレイタンスの発生を防ぐ効果があります。
温度の抑制効果はありますか?
ミキサー洗浄は不要ですか?
一般的なミキサー洗浄のみで大丈夫です。
※生コンプラントによる
